【患者さんの本音、ギックリ腰の治し方】

先日、30代の方のギックリ腰のケアをさせてもらった。
結論から言うと、症状はちゃんと取り除けて
その後の経過もセルフケアによって良好だ。
ギックリ腰という名前は聞いたことあると思う。
なったことがある人ならその辛さは知ってるよね。
魔女の一撃なんて呼ばれたりもする。
急激な痛みが腰を襲って
わずかな動きでさえ困難になり
その場から一歩も動けなくなる。
そんな症状がギックリ腰と呼ばれている。
実はギックリ腰って正式名称じゃなくて
症状のあだ名みたいなものなんだね。
動けないほどの激痛をそう呼んでいるだけ。
ギックリ腰を引き起こす原因は色々ある。
これまで何度もお伝えしてきたけど
筋肉、骨格、関節といったものだけでなく
内科的疾患によるものもある。
気をつけないと症状を悪化させてしまうことがあるから
ちゃんと原因を調べてケアをするべきだよね。
くれぐれも「しばらく様子をみよう」と思って
放置しないこと。
さて
今回30代のギックリ腰のケアをしたんだけど
「若いうちは大丈夫」という考え方
「まさか自分がなるなんて」と夢にも思わない
そういう考えの人、少なくないんじゃない?
でも、カラダの歪み的ギックリ腰の場合
いくつであろうとなる可能性は誰にでもある。
歪みが酷ければたとえ若くてもリスク増だし
お歳を召していてもコンディションが良ければ
ギックリ腰は十分回避できる。
もしギックリ腰になってしまったらそれは仕方ない。
しっかりケアに努めよう。
問題はその時の患者さんの心構えだ。
なぜ自分がギックリ腰になってしまったのか
診てもらうプロの話に耳を傾けること。
なぜギックリ腰になったのか
ちゃんと説明してくれるから。
その話の中で
『自分自身で作り出したカラダがギックリ腰を生み出した』
たとえばそういう話になった場合
それにちゃんと耳を傾けて欲しいと思う。
これは患者さんを責めてるわけじゃない。
けれど中には自分の普段の生活を
振り返ることができない人がいる。
自分の生活習慣がギックリ腰を生み出していることを
素直に認められない人がね。
もちろんケースバイケースだから
カラダの歪みがギックリ腰の原因の全てじゃない。
そう前置きした上で、歪み由来のギックリ腰の場合
生活習慣の中に歪みを作ることがあれば
そのことを振り返って改善することができれば
再びのギックリ腰を予防することができる。
今回のクライアントさんは
自分のカラダの歪み、硬さを目の当たりにして
それらがギックリ腰を作っていることを理解してくれた。
だから僕が提案するセルフケアにも取り組んでくれたし
その結果、症状はちゃんと改善することができた。
今までKCを訪れた人の中には
整体を1発で治る魔法のように思い込んで
「早くなんとかしてくれ」という
他人任せで自分を顧みない人も少なからずいた。
医療とは奥が深く、知識の底は果てしない。
分からないことだらけだし、僕もまだまだ未熟だ。
だからこそ僕はクライアントさんと心を通わせながら
お互いリスペクトの気持ちを持った上で
できることをサポートしているつもりだ。
クライアントさんの痛みの辛さ
生活習慣というバックグラウンド
どこをどう改善できる余地があるか話し合って
クライアントさんの気持ちを尊重してケアに努める。
クライアントさんの側としても
医療に絶対はないし、ヒトの体はそんなすぐには回復しない。
今まで溜め込んでいたものが大きければ尚更
治るにも時間がかかる。
少しでも回復を早められるよう尽くせる手は尽くす。
だからクライアントさんの協力も必要だ。
『この人に任せてみよう』
そう思ってもらえるよう
KCではなにができて、なにができないのか
なぜ手間と時間がかかるのか
なぜセルフケアが大事なのか
あなたに信頼してもらえるような“安心”を
提供できるよう努めている。
だから
「そんなことよりはよ整体せい!」
なんていうオーダーには応えられない。
クライアントと施術者が一体になることが
何よりも大事なことだからね。
皆さん
自分の目的とその院の提供しているサービスが合致するか
しっかりリサーチして自分に合う施術者を賢く選んでね。
今回のクライアントさんの感想画像を掲載するので
良かったら参考に見てみてね。
